外構工事のことを考えるタイミングはさまざまですが、あなたはどんなタイミングでしょうか?
- 新築住宅を建てたとき
- 建物をリフォームしたとき
- 環境の変化で外構だけリフォームするとき
どんなときでも外構工事にかける金額というのは、できるだけ安いに越したことはないはずです。

安くやりたいけどあまり妥協はしたくない。
でも予算はあまりないから仕方がない
予算を削減しなくてはいけない場面はありますが、そのポイントを見極めることで後悔しない外構ができるかもしれません。
このページでは、具体的に予算削減のために妥協すべきポイントを解説します。
- すでに外構プランを考えて見積もりをしている方
- これから外構について考えていこうと思っている方
両者に共通する“外構工事を安くする方法”を、20年以上外構業界にいる筆者が紹介します。
外構工事を安くする方法
まるで魔法のようなことですが、外構工事を安くする方法はあります。
そうはいっても、妥協しなければならないポイントも当然あります。
しかし“その”妥協ポイントを見極めることで、外構工事の完成度・満足度をあまり損なわずに予算を削減することも可能です。
外構工事の内容を見直す
外構工事価格を安くするのなら、やはり工事内容を見直す必要があります。
あなたと家族が後悔しないよう、そのポイントを抑えておいてください。
コンクリートの面積を少なくする
外構工事で大きな金額を占めるのが「コンクリート工事」です。
コンクリートは材料の価格も高く、施工する手間も大きくなるため見積もり金額は高くなりがちです。
そんなコンクリートですが、必要のない箇所にも施工しようとしていませんか?
建物の外周や、アプローチ、駐車場など、コンクリートではなく「砂利」の状態でも大丈夫な場所はありませんか?
コンクリートにすれば雑草が生えてこず、お手入れが簡単になって良い面はあります。
しかし、安くするためには少し検討してみても良い項目の筆頭です。
>> 外構工事の駐車場ってどうする?コンクリートや砂利敷きでコストは?
フェンスを安価な商品へ変更
外構工事で「フェンス」は検討されていますか?
実はフェンスの製品代って、種類によっては20倍以上の価格差があるんです。
フェンスの主な種類は、アルミ・アルミ鋳物・スチール・樹脂など、さまざまな材質の製品があります。
形状も、目隠しタイプ・格子タイプ・メッシュタイプなど、さまざまな製品があります。
メーカーもさまざまですので、安くても気に入った製品を探してみてください。
目当てのフェンスがあるのなら、業者さんへ画像やカタログを見せて
「こんなイメージで予算抑えられるフェンスありますか?」
こう聞いてもらえば、最適なフェンスを提案してもらえる場合あります。
>> 外構のフェンスでおすすめは?あなたが選ぶべきものを目的別に紹介!
カーポートは要る?要らない?
駐車場の屋根となる「カーポート」ですが、必要でしょうか?
もちろん屋根はあるに越したことはないですが、本当に必要かどうかを考えてみてください。
- カーポート付けたら狭くなる
- 屋根があると暗くなるってしまう
- 駐車場の具体的な用途が未定
カーポートを付ける上でこのような懸念があるのなら、外構工事からカーポートを外すこともご検討下さい。
外構工事の業者を選定する


外構工事の金額を安くするために、場合によりとても大きな要素となるのが「業者選定」です。
①すでに見積もりしている場合
一度でも見積もりを作成してもらっているのなら、その内容が信頼できるものかどうかを確認してみてください。
でも実際に見積もりを見ても「安い」のか「高い」のか、判断なんか出来るものではないんですよね。



そこで大切なのは2社の見積もりを比較検討すること!
“すでにある見積もり”をコピーして金額部分を塗りつぶし、別の業者へ同じ内容で見積もりを依頼するのです。
ネットから簡単に見積り依頼が出来る「タウンライフ」という業者もありますので、こういった手軽に比較したい場合などにもおすすめです。
②これから外構を考えていく場合
こちらも①と同じになりますが、やはり見積もりを比較検討することが重要です。
大まかな外構の希望プランが浮かんだら、2社に同じ内容で見積もりを依頼してみましょう。
もしプランが曖昧な状態なのであれば、まずは1社に依頼し、その見積もりの金額部分を塗りつぶし、もう1社へ“同じ内容で”見積もり依頼しましょう。
外構工事を安くする方法まとめ
外構工事は内容によって価格の幅は広く、一般的にも30万円〜300万円くらいの差がつくのはザラです。
そんな中でもできるだけ安くしたいと思うのは、お客さんの気持ちにあって当然です。
- 予算抑えても良いポイントを見極める
- 外構工事の内容を見直す
- 外構工事の業者を選定する
- 2社以上の見積もりを比較して検討する
外構工事の内容によっては、業者によって得手不得手があるものです。
それが明確に現れるのが「見積もり」なので、比較して極端に高額になっている項目があれば、どういうこなのか聞いてみるのもいいでしょう。
それに対する回答・対応で、その業者の本質が見えてくるケースも多々あります。