今回は、実際に1台用の小さなカーポートを自宅の外構で付けた人の話を聞いてきました。
もちろんメリットは感じているものの、思わぬ落とし穴とも言える“後悔”が聞けたので紹介します。
これからカーポートの取り付けを検討している方、ぜひ参考にしていってください。
1台用の小さいカーポートって?
カーポートは大きく分けて
- 車1台用
- 車2台用
- 車3台以上用
といった種類があります。(3台以上に関しては割愛)
その名の通りで、車1台用は1台の自動車を止めるのに最適なサイズになっています。
しかし問題はこの先にあり、1台用と言っても何種類もサイズバリエーションがあるんです。
幅:1.8m〜3.0m
長さ:4.3m〜5.8
メーカーや商品によって異なりますが、このようにサイズバリエーションが用意されているんです。
\サイズバリエーションを確認できる/

小さいカーポートは使えない?
1台用のカーポートで一番小さいサイズ『幅1.8m×長さ4.3m』は普通車のサイズと同等となっています。
これでは車を雨から守ることは可能ですが、人の乗り降り時や横から雨の吹込みから守るのは難しいでしょう。
横からの雨の吹込みや、人の乗り降りをしやすくするためにはカーポートは大きいほうがいいでしょう。
しかし小さいカーポートにはそれなりに活躍の場があり、狭小地や限られた車庫スペースの屋根としては最適です。
むしろ狭いスペースには幅3.0mや長さ5.8mのカーポートは収まりきらないでしょう。
スペースがあるなら大きい方が〇
前述したように、小さいカーポートでは屋根としての用途を完全に全うするのは難しくなるケースがあります。
大きい買い物になるからこそ、後悔しないように使い勝手をよく検討してみてください。
カーポートは小さいほど価格は抑えられますが、価格は上がっても敷地・車庫スペースに合わせたサイズのカーポートを選択することをおすすめします。
小さいカーポートで後悔した話

前置きが長くなりましたが、実際に小さいカーポートをつけた人の話です。
家族構成:夫・妻・息子5歳・娘2歳・息子0歳
居住地:東京23区内
所有者:日産セレナ
車庫:2台分(幅6.8m×長さ6.6mほど)
敷地:駐車場から玄関まで約15mほど
カーポート:幅2.4m×長さ5.0m
お話を聞いたのはこのような条件のケースです。
2台分のスペースに1台用のカーポート
2台分ある車庫スペースに対して、設置したカーポートは1台用の小さいサイズ。
これは所有する車が1台であることと、予算を抑えるために妥協した結果とのことでした。
実際には2台分のスペースに2台用のカーポートを付けようとしたものの、2台停めることは来客時のみとなることから妥協ポイントとなったようです。
\2台用カーポートもNICE!/

雨の日の乗り降りが不便
カーポート設置後、まず感じたのは雨の日の乗り降りが不便であること。
奥様が小さい子供を抱え、ベビーカーを乗せ、自分のバッグを持ち、買い物袋を運ぶ。
毎回のように大荷物になる車の乗り降りで、雨が降った時の負担がとても大きかったとのこと。
玄関から車までの距離も長く、2台用の屋根があれば車の側で小休止ができるものなのだと気づいたようです。
強い雨だと吹込みは防げない
雨が強かったり、風を伴う雨の日には、車を完全に雨から守るとこはできません。
車の乗り降りにも影響がでて、カーポートのメリットをあまり感じられなくなってしまったようです。
このケースでは建物と車庫が離れていて雨風を防ぐ壁が全くないことも合わさってしまっていました。
小さいカーポートの後悔まとめ

- 雨の日の乗り降りがとても不便
- 周りに壁がないと吹込みは防げない
- スペースに対してカーポートが小さすぎた
- 車庫以外の用途も考えるべきだった
今回のケースでは、2台分のスペースがあるのだから2台用のカーポートを付けるべきだったと後悔されていました。
所有する車が1台だとしても、車庫以外の用途が十分あることを考えて検討することが必要だったようです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。